毎朝、田んぼを見てまわる農家さんは「風のない出穂の早朝は空気が甘い香りがして、一番好き」と語ってくれた。
ほとんどの米農家は夏場の除草を終えると、ほぼ放置のまま収穫を迎える。
毎朝、コメの状態を見てまわるのは、まさに能登気質(真面目で几帳面、サービス精神が旺盛)であり、世界農業遺産に登録となった立役者だろう。そんな農家さんが育てた「なたうち米」です。
昭和56年、上畠(うわばたけ)の農家の主婦たちが共同で自分たちの味噌を作ったのが最初でした。近所の人たちからも頼まれて作るようになり、商品化したのが「おばば味噌」です。
今では、初代おばばたちの次の世代が中心になって、その技と味を守っています。
地元産こしひかりに種麹をつけて、麹室で2日間発酵させ、手間暇かけて作っています。
蒸すことで大豆本来の旨味を引き出しています。一度に蒸し上がる量も限られています。
大豆とお米は、地元の農家が減農薬で作ったものを使用しています。
味噌には、地元の湧水「藤瀬の霊水」を使用しています。万病に効くといわれ、環境省の「平成の名水百選」にも選ばれた名水です。
塩は、天然の海水塩(沖縄のシママース)を使用。
麹をたっぷり使用しているので、味噌汁に溶かすと麹が浮いてきます。
お電話、またはFAXにてご注文ください。
上畠みつば会
TEL&FAX 0767-66-1918
中島町の伝統野菜「中島菜」は昔から漬物にして食べられてきました。
釶打の加工グループ「みつば会」と「七草会」では中島菜を塩漬けにした「中島菜漬け」を作り、商品としてお届けしています。すべて手作業で、手間ひまと愛情をかけた品物です。
虫のいない寒い時期に栽培するので、完全無農薬です。
収穫した中島菜は、きれいに水洗いされ、塩で2日ほど漬け込みます。
水がしっかりあがってきたら、桶から出して、独特の風味を出すために手揉みをします。
手で揉むとあざやかな緑色に変わります。
みじん切りにした中島菜漬けをご飯にまぜて菜飯にしたり、おにぎりにしたり。
納豆と混ぜてご飯に乗せてもよし。マヨネーズや明太子マヨネーズとあえれば、簡単な一品料理のできあがり。